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Author:Penguinland
音楽好きで好奇心旺盛ペンギン。
ここでは音楽を語り、
A Penguin Talking Out では
好奇心の趣くまま綴っています―

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The Beatles - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

  • アーティスト: The Beatles
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1967/6/1
  • メディア: CD
The Beatles の公式の活動期間は8年足らず。
その短い間に、オリジナルアルバム12枚(正式版CDは15枚)、
214曲(公式記録による)の楽曲を世に出して、
多くの名曲を生み出すだけにとどまらず、
ポピュラー音楽の歴史を塗り替えた上に、
他のジャンルの音楽にも多大な影響を与えました。
デビューアルバム Please Please Me と、
最後のアルバム Abby Road を聴き比べれば、
彼らの音楽がどれだけ変化したかがわかりますし、
Beatles の以前と以後のポピュラー音楽の比較をすれば、
その影響の大きさがわかるかと思います。
そのロック&ポップスの最重要アーティストの最高傑作といわれるのが、
この Sgt. Pepper's Lonley Heart Club Band。
今さらここ紹介するまでもないアルバムですが、
発表から 40 年経つ今でも賛美の声がやまない傑作を、
少しばかり語ってみようと思います。

時はサイケブームがピークとなった 1967 年。
「芸術性」という言葉がポップス&ロックの世界に持ち込まれ、
「芸術性」を追求した作品が生まれつつあった中で、
初めてその完成形の一つを提示したのがこのアルバムです。
ロックアルバムの "All Time Best" でアンケートをとれば、
必ずといっていいほどトップ 3 には登場することもあって、
ロック史上の最高傑作とも言われます。
面白いのは、このアルバムからのシングルカットはなく、
一般によく知られる「Beatles の名曲」は入ってないという点です。*

まずはアルバムジャケット。
時のサイケブームを反映したカラフルでごちゃっとしたその「画」は、
それ自体が傑作といわれるほどの存在感を放っています。
Beatles 扮する架空のバンド
「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」がセンターに立ち、
手前の花壇には植えられた花が Beatles の文字を模り、
背景には有名人写真のコラージュが埋め尽くされています。
今でも感じられるその奇抜さは、当時はもっと衝撃的だったはずです。
架空のバンドが演奏するというコンセプトをもって、
このアルバムが構成されているという謳い文句ですが、
コンセプトが踏襲されているのはアルバムの冒頭と最後だけで、
それ以外の曲ではコンセプトに沿っているとは言いがたく、
この側面では完成度が高いとはいえないかもしれません。

それでもこの作品が非常に人気が高いのは、
一にも二にも楽曲の素晴らしさにあるでしょう。
親しみやすくて美しいメロディが満載で、
今作以前のポップス&ロックから一線を画すアレンジが、
それらの魅力を十二分に引き出します。
ギター+ベース+ドラムの従来の一般的アレンジから脱して、
ブラス、ストリングス、オルガン、ハープシーコードに加え、
インド楽器の数々までも登場するアレンジが、
今作の最も特筆すべき点でしょう。
4 トラックのアナログレコーダーで
これを実現したというのもスゴイ点です。

アルバム冒頭のタイトル曲は、当の架空バンドの紹介の曲。
時折挿入されるフレンチホルンのフレーズがとても印象的です。
曲の最後には、"Billy Shears" とコーラスで次曲の歌手を紹介し、
Ringo 歌う With A Little Help From My Friends が始まります。
この曲では Paul の歌うようなベースラインが素晴らしいです。
次の Lucy In The Sky With Diamonds は、
後に Elton John がカバーして大ヒットした曲。
今作では最も知名度が高い曲かもしれません。
3 拍子と 4 拍子が交差する構成がよくできています。
出だしのハープシーコードともチェレスタともとれる音は、
ポールがハモンドオルガンで加工した音とのこと。
そのフレーズににインド楽器のタンブーラをかぶせて、
効果的なサウンドエフェクト(SE)を作っています。
こういった実験的な音作りは
このアルバムのあらゆるところで登場するので、
そういう部分も注意して聴くと今作の深さが見えてきます。
続く Getting Better も親しみやすいメロディながら、
タンブーラがところどころに出てくるし、
Ringo 叩くコンガがかぶされています。
Fixing A Hole は終始ハープシーコードが流れ、
曲の印象を決定付けています。
She's Leaving Home はクラシックのカバーかと思える力作。
美しいメロディに加え、ハープとストリングスのアレンジが見事。
指揮作曲の巨匠、Leonard Barnstein が
「シューベルトの歌曲に並ぶ美しさ」と評したエピソードもあります。
LP 盤では A 面最後を飾る Being For The Benefit Of Mr. Kite! は、
John Lennon が古いサーカスのポスターをヒントに書いた曲で、
タイトル名もそのポスターに書かれていたフレーズ。
アルバムプロデューサーの George Martin が、
John の要望「床にまかれたおがぐずの匂いがするような音に」
に応えてアレンジした間奏部とエンディングのサウンドが圧巻です。
Martin は、オルガンの音を録音したテープを切ってバラバラにし、
つなぎ合わせて逆回転に再生して音を作ったというからスゴイ。
結果的にサーカスの雰囲気を見事に表現した仕上がりになっています。

A 面(前半)だけでもスゴイ曲が並んでいるのに、
この勢いは B 面(後半)でも止まりません。
当時インド音楽に傾倒していた George Harrison が、
前作 Revolver の Love You To で披露したインド音楽を、
さらに追求したのが Within You Without You。
シタール、タブラ、ディルルバなどのインド楽器に加え、
ヴァイオリンなどのストリングスも加えられ、
インド音楽と西洋音楽が融合したサウンドが見事で、
神秘的な雰囲気を表現しています。
次の When I'm Sixty-Four は一転して和やかムード。
デキシーランド風のクラリネットのハーモニーが特徴です。
Paul が 16 歳の時の作品でデビュー前にも演奏されていたとのこと。
Lovely Rita はユーモラスな楽しい曲で、
間奏のラグタイム調のピアノと SE が印象的。
エンディングはリバーブ(エコー)で遊んでます。
続く Good Morning Good Morning もかなりユーモラス。
拍子がめくるめく変わっていくにもかかわらず、
あまり違和感なく流れていくのが不思議です。
サウンド的にはブラスセクションとギターソロ、
そして動物の SE がかなり「ぶっとんで」ます。
そして、タイトル曲がタイトなドラムビートでリプライズされます。
アンコールという位置づけで傑作アルバムの最後を締めくくるのは、
John Lennon と Paul McCartney が共作した名曲 A Day In The Life。
それぞれの個性がはっきり出た John 作の部分と Paul 作の部分が、
オーケストラのアレンジで絶妙につなぎ合わせられているのが圧巻です。
Beatles の 2 大巨頭の個性が同時に味わえる作品という意味で、
「Beatles の中で一番好きな曲」というファンも多いようです。
中間部とエンディングの壮絶なクレッシェンドの存在感が圧倒的で、
最後の和音はオーケストラと 3 台のピアノを一斉に弾いているらしいです。
この和音の後には、犬しか聞こえない音が入っていたり、
通常は無音となるはずの LP 盤の一番内側の溝にあえて音を入れて、
レコード針を上げない限り永遠に繰り返されるというギミックを入れるなど、
最後の最後まで実験に満ちた作品となっています。
ちなみに CD 盤ではレコード盤で繰り返されているのをシミュレートして、
しばらくしてからフェイドアウトされます。

始まりから最後まで細部まで作りこまれたこの傑作は、
当初から何度も聴かれることを前提に制作されたといわれています。
この作品以降、レコーディング技術は大きな進歩を遂げ、
アルバム制作において「サウンドプロデュース」が重要な要素となります。
今作以降のロック&ポップスのサウンド変遷を辿れば、
この作品の影響の大きさが計り知れないことがわかるでしょう。

* 米 Rolling Stone 誌の "The Greatest Albums of All Time" において、
 Top 10 に入っている 4 つの Beatles のアルバムには、
 ヒット曲 27 曲を集めた Beatles のアルバム「1」に入っている曲が、
 Revolver からの 2 曲しか収録されていないというのも面白い点です。


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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Rock&Pop Albums | 21:33:32 | Trackback(0) | Comments(4)
Mr. Big - Lean Into It
Lean Into It

Lean Into It

  • アーティスト: Mr. Big
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 1991/3/26
  • メディア: CD
超絶技巧ベーシスト Billy Sheehan は、
前回紹介した David Lee Roth Band を脱退した後、
Racer X の超絶技巧ギタリスト Paul Gilbert、
やはり技巧派ドラマーの Pat Torpey、
ハイトーンボーカルの Eric Martin らと Mr. Big (公式ウェブサイト) を編成。
これだけの技巧派メンバーが揃うと、
テクニック披露のマニアックな方向性になりがちですが、
フタを開けてみると、そのテクニック派志向と、
80 年代のいわば「産業ロック」が合体したような、
強力かつパワフルなバンドが完成していました。
Steve Perry 加入後の Journey のプロデュースを手がけた
Kevin Elson がパワフルで痛快なサウンドを構築。
4 人で構成するコーラスも特徴です。
彼らの音楽性は 80 年代の集大成的なスケールで、
ハードロック/ヘヴィメタルを聴き込んでいる人なら、
Led Zeppelin、Aerosmith、Van Halen、Def Leppard など、
ハードロックの大御所のおいしいところをパクって、
いや、拝借しているのがわかると思います。
そんな大衆性をもちながらも、デビュー当時のアメリカでは、
技巧派バンドとして少し話題になったのみ。
このセカンドアルバムは爆発的人気を博したものの、
サードアルバム以降はその人気を維持することはありませんでした。
80 年代に隆盛を極めたテクニック志向のハードロックは、
90 年代に入ると衰退していくわけで、
その中でデビューした彼らがメインストリームを歩み続けるのは、
厳しい時代だったのかもしれません。

その半面日本では、デビューから 2002 年に解散するまで、
高い人気を誇り、彼らのライブアルバムもほとんどが日本収録。
それらのタイトルも「Raw like Sushi」という名前だったり、
I Love You Japan という曲まであったりと、
彼らにとって日本市場が非常に重要だったことがわかります。
日本びいきが高じて、B'z などのアルバムに参加したり、
Paul Gilbert にいたっては一時期日本に住んで、
日本のバラエティ番組に出演していたこともありました。

さて、その Paul Gilbert。
速弾きもここに極まれり、ともいえるギタリストです。
ただし Beatles や Beach Boys を敬愛する彼は音楽性優先。
自己顕示的な速弾きに固執することはなく、
必要性に応じてテクニックを盛り込んだり、
小技の効いたリフを元にポップな曲を作り上げたりと、
ギタリストが見習うべきポイントを抑えています。
LA の有名なギタースクール・GIT で学び、
卒業後はそこで講師をしていた経歴もあるし、
今は、GIT 系列の MI JAPAN の校長を務めているわけだから、
模範的ギタリストというのも当然といえば当然でしょう。
模範的というと真面目くさいイメージになってしまいますが、
ユーモア溢れる人物でもあります。

Mr. Big の大ヒット曲といえば、To Be With You。
ポップなこの曲は全米チャートでも No.1 を記録しました。
その曲が入っているのがこのアルバムで、
アルバム全体もヒット性溢れる曲が満載です。
冒頭は彼らの曲の中でも人気の高い
Daddy, Brother, Lover, Little boy。
サブタイトルに "The Electric Drill Song" とあり、
ギターソロで電気ドリル奏法(?)が飛び出すのが特徴です。
ハードながら非常にキャッチーな曲で、
Yngwie Malmsteen を意識したかのようなギターソロの後、
電気ドリルにピックをつけて弾くというフレーズが飛び出します。
速いのがカッコいいとはいえ、そこまでしなくともという感じですが、
どうやら本人はエンターテイナーに徹しているようです。
このパートはベースもユニゾンで電気ドリルやってます。
アルバムノーツには「子供は家で同じようなプレイをしないように」
という注意書きがあり、ニヤリとさせられます。
続く Alive and Kickin'、Green-tinted Sixties Mind、
CDFF-Lucky This Time は、いずれもキャッチーなメロディが特徴。
80 年代的な覚えやすいサビのコーラスが印象的で、
Green-tinted ・・・ はシングルにもなりました。
この曲はタッピングで構成するイントロリフにも注目です。
アコギの渋いブルースリックから始まる Voodoo Kiss は、
Led Zeppelin の影響もみせるハードファンクで
がっちり固まったバンドアンサンブルがカッコいい。
Never Say Never もファンキーながらもポップなサビが印象的です。
Just Take My Heart はピアノで作曲したらしいですが、
特筆すべきは、キーボード系のサウンドは一切使わず、
ギターとベースでポップなサウンドを構築しているところです。
サウンドプロデュースのうまさもあるものの、
やはり彼らの高い演奏能力があってのサウンドといえるでしょう。
A Little to Loose は初期の Black Sabbath 風の曲で、
イントロの Ozzy Osbone を意識したような Billy Sheehan の歌に、
ちょっとニヤりとさせられます。
このほか、暗めながらも勢いのある My Kinda Woman、
イントロのコーラスが印象的なシャッフルビートの Road to Ruin も、
彼らならではの魅力溢れる曲です。

日本盤ではボーナストラック Love Makes You Strong が収録。
アルバムに正式に収録しなかったのが不思議なぐらいカッコいい曲で、
他の曲では聴けなかった Billy Sheehan のベースソロが飛び出します。

日本語盤はこちらから
Mr. Big - Lean Into It (日本盤)


At YouTube

Mr. Big:Daddy, Brother, Lover, Little Boy - Live at Tokyo 91
電気ドリル奏法(?)もバッチリ見れます!

Mr. Big - To Be With You
この曲は当時よくかかってましたね・・・。

Mr. Big - Green Tinted Sixties Mind (Live)
この曲はなんだか懐かしい感じがしますね・・・。

Mr. Big - Just Take My Heart (Live)
とても 80 年代的です。
Heart に似た曲があるような・・・。

Paul Gilbert - Fly Me To The Moon
Paul Gilbert がギターの弾き語りをします。
しかも曲はスタンダードの Fly Me To The Moon!

Pat Torpey drum solo
こういうドラムソロは始めて見ました。
味なことをしてくれるものです。
弾き語りならぬ叩き語りとでもいいましょうか(笑)
だけどなんでドラムソロにこの曲なのかなぁ!?
単純に好きなだけかな。結構ウマいです。

ROCK FUJIYAMA
少し前に深夜放送でやっていた ROCK FUJIYAMA の On Air で、
Paul Gilbert が登場します。
6:17 から Daddy, Brother, Lover, Little Boy が始まります。


テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Rock&Pop Albums | 13:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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