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Author:Penguinland
音楽好きで好奇心旺盛ペンギン。
ここでは音楽を語り、
A Penguin Talking Out では
好奇心の趣くまま綴っています―

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「3 大ギタリスト」談義
3 大ギタリスト」という言葉があります。
3 人のはめかたには色々あるようですが、先に紹介した、
Eric ClaptonJimmy PageJeff Beck の三者が一番知られています。
特にこの三者を指す場合は「ブリティッシュロック 3 大ギタリスト」と呼ばれるようですが、
いずれにしても、個人的にはあまり好きな言葉ではありません。
なぜなら、他にも偉大なギタリストがおり、
3 人に絞るのは少々無理があると感じるからです。
正確に呼ぶなら「Yardbirds 出身 3 大ギタリスト」とすべきでしょう。

「3 大ギタリスト」という言葉は、海外ではほとんど使われてないようです。
「3 大~」というのは、なんでも 3 つに括ることが好きな日本人の発想なのかもしれません。
Wikipedia に「世界三大一覧」というのもあり、その数の多さには驚かされました。
数値的にトップ 3 に入るという括りで 3 つあげているのはいいのですが、
観念的に 3 つに括っている項目はいささか無理があるなぁと感じます。

さて「3 大ギタリスト」に戻りますが、実は色々なバージョンがあるようです。

70 年代ハードロック 3 大ギタリスト
Ritchie Blackmore (Deep Purple など)、Tony Iomi (Black Sabbath)、Jimmy Page (Led Zeppelin)

80 年代 3 大ギタリスト
Gary Moore (Thin Lizy)、Michael Schenker (Scopions など)、Randy Rhoads (Ozzy Osborne)

3 大ハイテクギタリスト
Edward Van Helen (Van Halen)、Steve Lukather (TOTO)、Neal Schon (Journey)

(以上、Wikipedia:3 大ギタリスト から)

いずれも一言で「3 大」というのは無理がありすぎますね。
「あのギタリストが入らないのはおかしい!」などという声が上がりそうです。
実際どの区分けもかたよっていますね。
「70年代ハードロック」は、ブリティッシュ系ばかりですし、
「80年代」は音楽的に偏りのある選択といわざるを得ないし、
「ハイテク」は「アメリカ西海岸」のバンドで1980年前後に売れたバンド、
という狭い範疇であることがわかります。
そしてさらに、Jimi Hendrix、Jimmy Page、Jeff Beck を並べて、
「3大"J"ギタリスト」という呼び名まであるのには、
そこまでして 3 つに括るかぁ、と驚きを通り越して笑ってしまいました。

話がそれましたが、以上の「3 大」の中でも、
「Yardbirds 出身 3 大ギタリスト」の比較は最も面白いし、
音楽談義のネタもつきることがありません。
なぜなら、この 3 人は同じバンド出身であるにもかかわらず、
面白いぐらいにタイプが異なるからです。
それぞれのおおまかな特徴を挙げると、

Eric Clapton
音楽:オーソドックスなロック、ポップス
ギター:他の 2 人と比べると正統的ブルースギター

Jeff Beck
音楽:フュージョン。ロックに限らず R&B、ジャズ、テクノなどあらゆるスタイルを融合
ギター:特殊奏法(アーミングなど)を多用、指引き、テンションノートを多用

Jimmy Page
音楽:ハードロック、トラッド、フォーク、ファンク、リフを多様した構成
ギター:アコースティックギターの多用、奇抜奏法(ヴァイオリンの弓など)、アヴァンギャルド

といったところでしょうか。
あくまでもおおまかなので、細かいツッコミはご勘弁を!
ここで言いたいことはそれぞれのリストアップではなく、
それぞれタイプが非常に異なるという点ですのでご理解ください。

このような異なるスタイルを模倣するそれぞれの後継者が現れ、
今のような多種多様なギタリストを生むきっかけとなったことを考えると、
ロック史においてこの 3 人の影響力は非常に大きかったといえるわけです。
ただし、この 3 人以外にも偉大なギタリストがいるということを忘れてはなりません。
それは上記したとおり、
あらゆる 「3 大ギタリスト」があるということでもわかると思います。

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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Music Talk | 17:02:51 | Trackback(0) | Comments(4)
Jeff Beck - Blow by Blow
Blow By Blow

Blow By Blow

  • アーティスト: Jeff Beck
  • 出版社/メーカー: Epic Records
  • 発売日: 1975/3
  • メディア: CD
前回の Jimmy Page がハードロックの幕開けに貢献した一方で、
「ロックギターインスト」(* 注) というジャンルを確立したのは、
孤高のギタリストとも評される Jeff Beck。
そのジャンルの幕開けを飾ったのが 1975 年発表のこの作品です。
このアルバム以後、Jeff Beck はフュージョンに傾倒していき、
最近ではテクノとハードロックを融合したようなサウンドをベースに、
さらなる「ギターミュージック」の追求を飽くことなく続けています。
今の彼の音楽は「ストレートなロック」とはいえませんが、
他の多くのロックギタリストがいわゆる「ロックスター」になった一方で、
商業的成功よりもギターの可能性をストイックに模索し続ける彼は、
他に例をみない真の「ロッカー」といえるでしょう。
さらに、ギターに対するその真面目な姿勢は、
Guitarists' Guitarist、つまりギタリスト中のギタリストと呼ばれたり、
「孤高」という形容詞で多くのギタリストの尊敬を集めています。

1965年、Jeff Beck は Jimmy Page の推薦で、
Eric Clapton 脱退後の Yardbirds に 2 人目のギタリストとして加入。
1966 年末には早々と Yardbirds を脱退し Jeff Beck Group を結成しますが、
メンバーとの確執や事故などが相次ぎ、バンドメンバーは一転二転します。
第一期ではボーカルに Rod Stewart、ベースに Ron Wood など、
第二期ではハードロック界の名ドラマー Cozy Powell などが参加。
その後、ベースに Tim Bogert、ドラマーに Carmine Appice を迎え、
Beck, Bogert & Appice という強力トリオを編成するも、
1974 年には解散に至ってしまいます。
この間、Stevie Wonder などとの活動も経て、
バンドサウンドの幅が大きく広がっていきます。
そして翌年、「ロックギターインスト」の先駆として今作が登場。
Beatles をプロデュースした巨匠 George Martin を迎え、
フュージョン色の強いサウンドを作り上げました。
ジャズ&フュージョンの世界では珍しくなかった「ギターインスト」ですが、
ロック界から生まれた上に、商業的な成功も収めたため、
ロックギタリストの登竜門ともいえる名作となりました。
このジャンルは後に Joe Satriani や Steve Vai らに継承されていきます。

今作の参加ミュージシャンには若手のスタジオミュージシャンが起用されています。
キーボードの Max Middleton、ベースの Phil Chenn、ドラムの Richard Bailey らは、
若手とはいえ非常に洗練された演奏&サウンドで、
ファンクを軸とした多彩なアレンジを聴かせてくれます。
You Know What I Mean、Constipated Duck、Air Blower、Thelonius は、
ギターカッティング、クラヴィネット、ファンキーなベースリフで、
粘っこくてうねるようなファンクリズムが秀逸です。
16ビートのリズムトラックをベースにギターインストを構成するこの手法は、
この後の彼が最も得意とするスタイルとなります。
冒頭曲に続く She's A Woman はビートルズの曲をレゲエ調のアレンジでカバー。
雰囲気が原曲からガラリと変わっているにもかかわらず、
全く違和感のなく仕上がっており、
その着想の幅広さと鋭さには舌を巻きます。
陽気でのんびりした雰囲気の中で展開するギターソロも、
非常に表情豊かで素晴らしいです。
このアルバムの一番の聴きどころが Scatterbrain。
テンションの高いリズム&テーマリフとドラマティックな展開には、
彼の高い独創性をうかがい知ることができます。
Stevie Wonder の曲 Cause We've Ended As Lovers は、
一転してメロウでゆったりしたバラード。
遅いテンポでしっとりと歌うギターは、
このアルバムのもう一つの聴きどころです。
哀愁漂うテーマメロディをここまで情感たっぷりに表現できるのは、
「孤高」の Jeff Beck だからこそです。
Freeway Jam は文字通りジャムセッション的な曲。
シャッフルリズムで即興演奏が繰り広げられるわけですが、
後に発表されたライブ演奏と比べるとちょっと寂しいです。
こういう曲はやはりライブ演奏で聴くのが正しいですね。
アルバム最後の Diamond Dust は、
ストリングスとピアノのミクスチャーサウンドが印象的な、
荘厳ながら浮遊感漂う不思議な曲。
ソロパートではエレピが入りフュージョンぽいサウンドになります。
一つのジャンルに収まることのない曲のスケールは、
彼の楽想の幅広さを物語っています。

あらゆる意味でロック史に残る名作です。
ギタリストのみならず、全てのロックファン、フュージョンファンは聴きましょう!

* 注:「ギターインスト」=ギターインストゥルメンタル (Guitar instrumental)
ボーカルのないギター器楽曲のこと


Rock&Pop Albums | 00:00:10 | Trackback(0) | Comments(8)
Led Zeppelin - Led Zeppelin
Led Zeppelin

Led Zeppelin

  • アーティスト: Led Zeppelin
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 1969/1/12
  • メディア: CD
どの世界においてもコトの始まりというのは、
その歴史に強烈な足跡を残すものですが、
このアルバムも例に漏れず歴史に残る作品になりました。
Led Zeppelin のデビュー作であり、
「ハードロック」というジャンルを生み、
後に続くあらゆるミュージシャンに影響を与えた作品です。
自分はリアルタイムで聴いたわけではなく、
その登場について体感してはいませんが、
このアルバム発売当時(1969 年 1 月)の他の音楽を考えると、
この作品の登場がいかに斬新かつ鮮烈だったことは、
想像に難くありません。
その証拠が、Led Zeppelin に影響された多くのバンドで、
その影響力は Beatles にも並ぶものとも言われています。
また、アルバム登場から 40 年近くも経とうとしているのに、
古さをあまり感じさせないのも特筆すべき点です。

Led Zeppelin の立役者はギタリストの Jimmy Page。
スタジオミュージシャン時代を経て、
1966 年に前回紹介の Eric Clapton が在籍した Yardbirds に加入。
当時はギタリストに Jeff Beck がいたため、ベースを弾いてましたが
後にJeff Beck が体調を崩したためにギターに転向します。
そして 1968 年に音楽性の違いなどから Yardbirds が解散しますが、
Jimmy Page は新メンバーによる New Yardbirds を編成。
それが Led Zeppelin の前身となります。

Led Zeppelin のすごさや面白さは、
なんといってもそのときに揃ったメンバー所以でしょう。
ベースにはスタジオミュージシャンだった John Paul Jones、
ボーカルとドラムは当時は無名の Robert Plant と John Bonham です。
Jimmy Page のディストーションのかかったリフに、
Robert Plant のハイトーンボーカル、
ボンゾ(John Bonham)のタメの効いた個性的なドラムが、
他のどのバンドにも真似できないサウンドを生み出しています。
バンド演奏が重視されたその音楽性は、
やがて「ハードロック」というスタイルに昇華されていきますが、
改めて Led Zeppelin の音楽性を振り返ると、
実は「ハードロック」の枠にさえ入ってないことに気づきます。
フォーク、中東やケルトの民族音楽、ファンクなどと、
あらゆる要素が詰まってできたその音楽性ゆえに、
他のバンドの追従を許さない高い完成度を誇っています。

アルバムは名曲、Good Times Bad Times で幕を開けます。
冒頭リフの研ぎ澄まされた空間が絶妙で、
ボンゾのドラムが入ってくるところは何度聴いてもゾクゾクします。
ベースとギターのユニゾンリフが圧倒的にカッコいい上に、
とんでもないタイミングで入るバスドラも斬新です。
当時のドラマーはこれを聴いてブッ飛んだはずです。
これぞ「ハードロック」の幕開けに相応しい曲だと思います。
2 曲目は一転してトラッドな Babe I'm Gonna Leave you。
エレキとアコースティックを融合したギターサウンドが素晴らしく、
曲をドラマティックに演出しています。
You Shock Me ではさらに一転してブルースナンバー。
ごくごく普通のブルース曲のはずが、
ボンゾの重いドラムとエフェクトの効いたギターによって、
いわゆる「ハードロック」のブルース曲になっているのが注目です。
このブルース曲が導入部だったかのように、
Dazed and Confused という大曲に続きます。
ブルースを基調にしつつ、Jimmy Page のセンスが爆発してます。
まったりドロドロ(?)のリフと激しいリフが交差しつつ、
サウンドエフェクトの世界へ。
そして 2 倍のリズムとなって壮絶な演奏・・・というアレンジは、
後の Queen の大曲を予感するものがあります。
同じようにスケールの大きさを感じさせる曲が、
LP では B 面の 1 曲目の Your Time Is Gonna Come。
オルガンとアコギのからみが美しく、サビのコーラスも印象的。
かぶさるスライドギターもいい雰囲気をかもし出しています。
そして Black Mountains Side の民族的なギター曲をはさんで
強力なリフのハードロックの名曲 Communication Breakdown へ。
続く I Can't Quit You Baby はまたもブルース曲。
そしてアルバムの最後を飾るのが How Many More Times。
Dazed and Confused と同様、次々に変化するのが魅力の大曲です。

このバンドのアルバムはどのアルバムでもいえることながら、
はやり冒頭から最後までよどみない流れに注目したい。
バリエーションに富んだ曲が非常にバランスよく配置されており、
アルバム全体の完成度が非常に高くなっています。
実際、彼らは後の 1 曲の例外を除くと、
「シングルカット」を全くしてないのです。
つまりアルバムで勝負するのがこのバンドの姿勢なので、
アルバム全体で鑑賞した方がより彼らの音楽を理解できるでしょう。

余談を一つ・・・
Jimmy Page のギターにミスが多いというのは、
すでに巷で十分に語られていることだとは思いますが、
I Can't Quit You Baby の 3:30 あたりで、
Jimmy Page がリフを弾くタイミングを間違えているのが、
聴くたびに気になるのは私だけかな?


テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Rock&Pop Albums | 00:31:48 | Trackback(1) | Comments(4)

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