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Penguinland

Author:Penguinland
音楽好きで好奇心旺盛ペンギン。
ここでは音楽を語り、
A Penguin Talking Out では
好奇心の趣くまま綴っています―

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Black Sabbath - Paranoid
Paranoid

Paranoid

  • アーティスト: Black Sabbath
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1970/9/18 (UK)
  • メディア: CD
ハードロックの幕開けを飾ったとされるアルバムが、
Led Zeppelin、のデビュー作、Deep Purple の In Rock、
そして Black Sabbath のデビューアルバムです。*
いずれもハードなギターサウンドが特徴ながらも、
それぞれコンセプトも音楽性も異にし、
それぞれに後継者たちを育てたという意味で、
ハードロックの第一世代を築いた重要な作品群といえるでしょう。
ゆえに日本ではこれら 3 バンドをして、
3 大ブリティッシュハードロックバンドと呼ぶことがあります。

中でも Black Sabbath は、その名前をホラー映画のタイトルからとり、
「怖がらせる音楽」というコンセプトで暗くて重いロックを提示。
個性的なサウンドで「へヴィメタル」の元祖的存在となります。
しかしながら、へヴィメタルという言葉の起源は諸説あり、
決して彼らを指すものではなかったようです。
バンドの核は、ボーカルの Ozzy Osbourne とギターの Tony Iommi。
特に Ozzy Osbourne の存在感は圧倒的で、
後のソロ活動でも Black Sabbath の志向を継承し名作を残しました。
最近では、彼の家族の破天荒な生活を追った MTV の番組 The Osbournes が、
アメリカのみならず世界的な人気を博しています。
バンドでは、悪魔的なものを演出したパフォーマンスが目立ちますが、
Robert Plant や Ian Gillan と比較すると意外にソフトな声質をしており、
個人的には愛嬌さえ感じます。
それでもその歌い方や Tony Iommi のドロドロしたギターリフで、
ホラー映画のサウンドトラックにも合いそうなサウンドを創っています。

さて、Black Sabbath のアルバムですが、
ここのところ「幕開けアルバム」ばかりでしたので、
今回はあえてそれは外して、素直に入門的名盤として Paranoid の紹介です。
(個人的にこちらの方が馴染み深いというのもあったりします・・・)
2 曲目のタイトル曲が非常に有名で、CM でもかかっていました。
この曲はサビよりもヴァース部の方がインパクトがあり、
実際、CM でもそちらが使われていました。
曲自体はすごくシンプルであっという間に終わりますが、
その親しみやすいメロディとわかりやすさ、カッコよさがウケて、
ヒットチャートでも好成績を残しました。
大ヒットしたがゆえに彼らの代表曲といわれてしまう面がありますが、
Deep Purple や Led Zeppelin の曲にも通じるものがあり、
皮肉なことに彼らの唯一無二の個性を表している曲ではありません。
彼らの個性は、War Pigs、Iron Man、Electric Funeral にこそ詰まっています。
ギターのパワーコードとベースがユニゾンとなることで、
ずっしりと重いサウンドを作っているのが特徴です。
こういうスタイルは、後のヘヴィメタルバンドにも引き継がれ、
このジャンルの重要な要素になります。
どの曲も強力なリフで構成されているのがポイントですが、
一番インパクトが強いのは、やはり人気も高い Iron Man でしょうか。
この曲はボーカルのメロディさえユニゾンで重なり、
本当に一度聴いたら忘れられない存在感がありますね。

アルバムの中で異色なのが 3 曲目の Planet Caravan。
ボーカルのエフェクト処理やサウンドエフェクトなど、
当時は「怖さ」を表現したものだったのでしょうが、
今聴くとむしろ情緒的で美しいと感じるのは私だけでしょうか…。
特筆すべきは、Tony Iommi のナチュラルサウンドのギターソロ。
リズムがスイングしてジャズ風ギターソロになってます。
Bill Ward の繊細なパーカッションもいい味を出しています。

このほか、静と動の激しい起伏で展開する Hand of Doom、
Bill Ward のドラムを大胆にフィーチャーしたインスト曲の Rad Salad と、
アルバム後半(LP の B 面)にも聴きどころがたくさんあります。
個人的に最も好きな曲が最後を飾る 6 分以上の大曲の Fairies Wear Boots。
この曲もインスト志向が強く、ボーカルが登場するのはわずか。
何種類ものリフが息をつかせない勢いで登場する展開が圧巻です。
中盤の低音弦の1音半チョーキングが入るリフが、Black Sabbath らしく、
なぜか私は、この部分が登場するたびにニヤリとします(笑)。

Ozzy Osbourne のドロドロしたパフォーマンスや、
怖がらせることを意図した音楽は、
Deep Purple や Led Zeppelin と比べると、
一般受けしにくいという側面をもっています。
しかしながら、このアルバムが魅力ある作品であることに偽りはありません。
不気味でとっつきにくい・・・と感じる人は、
ぜひ「聴き方」を変えて聴いて欲しいと思います。
宮崎駿映画を見るときとサスペンス映画を見るときと、
鑑賞の仕方を変えるのと同じように、
「たまにはお化け屋敷に入ってみようか・・・」
そんな気持ちでこのアルバムを楽しみましょう!

余談ながら、本当に怖い音楽を聴きたいという向きには、
Black Sabbath など足元にも及ばないぐらい怖い音楽が他にあります。
その紹介はまたいずれ。


* 厳密には他にも含めるべきアルバムがありますが、
 ここではハードロックの潮流を成したアーティストの作品に絞りました。


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Rock&Pop Albums | 12:00:00 | Trackback(0) | Comments(4)
ロックを学ぼう!
なんだか最近、「ロックを学ぼう!」というような動きが出てきました。

一般にロックが生まれたといわれるのは 1950年代半ばのこと。
すでに半世紀以上前のことで、一つの歴史になりつつあります。
私などはロック誕生の時期には生まれてもいませんでしたが、
70年代以降に関して言えばロックの進化とともに育ってきたといえます。
ところが、ロックは1990 年代初頭あたりから明確な「進化」がみられなくなります。
電気楽器を「アンプラグド」した(ケーブルを抜いた)アコースティックなライブが流行ったり、
デジタルな美しい音作りより昔のアナログな音を再現する「ローファイ」の考え方が生まれたりと、
むしろ原点回帰の傾向が強くなりました。
個人的なことながら、私が新しく生まれるロックへの興味が冷め始めたのもこのころでした。
当時は意識などしていませんでしたが、
今振り返ると、原点回帰した音楽なら昔のロックを聴いたほうがいい、
という思いがあったのかもしれません。

私自身のことはさておき、問題は今の若い人たち(10 ~ 20 代)のこと。
私が育った時代はロックの進化の方向がなんらかの形でみえていたように思いますが、
原点回帰やらで進化の方向性を失ったかのようにみえるロックで育った人たちは、
「ロックとはなんぞや」という点を知らないのではないでしょうか。
もしくは、メジャーレーベルが次々に繰り出す「ビジネス商品化したロック」によって、
「ロックとは単なる音楽の種類の名前」程度にしか考えてないかもしれません。
ここでは深くは触れませんが「ロック」とはそんな単純なものではなく、
特に今の 30 代以上の多くのロックファンにとっては、
単なる音楽・ファッション以上のものだったはずです。

それに気づいたからなのかどうかは知りませんが、
ここ数年、「ロックを学ぼう」という動きがいくつか出てきました。
一つは、Jack Black 主演のコメディ映画「School of Rock」。

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション

  • 出演: ジャック・ブラック, ジョーン・キューザック, マイク・ホワイト, サラ・シルヴァーマン
  • 監督: リチャード・リンクレイター
  • 販売元: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/9/8
  • メディア: DVD

2003 年公開だから少し前の映画ではあります。
ストーリー的にはかなりベタな内容ですが、
Jack Black のコミカルながらもロックに対する情熱が伝わってくる演技がとてもよく、
予測できるような単純なストーリーにもかかわらず結構楽しめます。
Jack Black が少年少女相手に、ロックとはこういうもんだ!などと講義したり、
ロックの歴史について黒板に字を書きながら教授するシーンはとても印象的でした。
個人的には、Stevie Nicks のヒット曲、Edge of Seventeen という選曲に加え、
使われたシーンが曲にマッチしてて好きでした。

この映画と酷似している番組が「Gene Simons' Rock Shool」。
日本ではこの 5 月から WOWOW チャンネルで放映が始まりました。
放映が吹き替えのせいか少々間の悪さを感じずにいられませんが、
良くも悪くも映画「School of Rock」を踏襲している企画で、
文字通り、Kiss の Gene Simons がロックの先生と扮して、
少年少女にロックのなんたるかを教える、という番組です。
Gene Simons のロックスター然とした態度をみて
本当に彼は骨の髄までエンターテイナーだなと思いました。
Kiss ファンならずともロックファンは結構楽しめるかもしれません。
人気があったのか、本国アメリカでは第 2 シーズンが放映されているようです(Webサイト)。

一方日本では、Rock Fujiyama「大人のロック!推進計画」という番組がありました。
色々な側面から雑学的にロックを語る内容が面白かったのですが、
とても残念なことに、すでに放送終了してしまいました。
妙に日本人化した Marty Freedman が印象的でした。

その Rock Fujiyama にレギュラー出演していた Rolly が、
Gene Simons' Rock Shool の放映直後に、
Rolly のロック塾」という小枠番組を始めています。
「塾」というのがなんとも日本的ですが、
こちらもホワイトボードなんぞ使ってロックを大真面目に教授しています。

今年はさらに、検定が流行っている日本らしく「MTV ロック検定」なるものが登場。
その第一回試験は 6 月 10 日に全国 5 都市で行われる本格的なもので、
5 月 3 日には公開収録&公開模擬試験なるものが行われたようです。
第一回の受験の申し込みはすでに終了してしまったようですが、
われこそは!と思う方は第二回開催を目指して勉強するのもいいかも!?

上記に挙げた映画やテレビ番組、検定も、
果たしてロックの本質を伝えきれているかどうかについての疑問はあるものの、
こういう動きは一ロックファンとしては歓迎したいと思います。
そして、こういったメジャーなメディアが伝えきれない部分を、
あわよくばこの Penguinland で伝えることができたらいいななどと、
僭越ながら思ったりしました(^^;
かくいう自分も書きながら学んでいる部分も多分にあったりしますが・・・。
ちなみにネットでロックを学ぶなら、Wikipedia もいいですが、
ヌードルス氏の Black Stripe もおススメですよ!



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Music Talk | 23:45:06 | Trackback(0) | Comments(2)
Deep Purple - In Rock
In Rock: 25th Anniversary

In Rock: 25th Anniversary

  • アーティスト: Deep Purple
  • 出版社/メーカー: Emi
  • 発売日: 2002/2/25
  • メディア: CD
3 大ギタリスト」談義で挙げた「ブリティッシュロック 3 大ギタリスト」に、
真っ先にツッコミを入れたくなるのが Ritchie Blackmore 本人と、
そのファンじゃないでしょうか。
実際、その「3 大ギタリスト」と劣らない影響力があったギタリストだと思います。
その影響力にはいくつかの要素があります。
まずは、速いギターソロで「速弾きギター」の元祖的存在になったこと。
また、ギターソロといえばほとんどがブルースをベースにしたモノだった当時、
いち早くハーモニックマイナーなどを取り入れて、
ロックギター表現の可能性を大きく広げた、というのも重要なポイントです。
そしてなによりも、Led Zeppelin のデビュー作で登場した新しい音楽性を取り入れ、
自身のバンド・Deep Purple で Led Zepplin とは似て非なるものを生んだ功績は、
後のハードロックやヘヴィメタルなどのジャンルが形成されていく過程で、
多大な影響を及ぼしました。
彼を抜きにブリティッシュロックは語れない、といっても過言ではないでしょう。

ここ数枚のアルバム紹介でコトの始まりについて語りましたが、
このアルバムも同様、Led Zeppelin のデビュー作に並んで
ハードロックやヘヴィメタルの幕開けを飾る作品と言えます。
デビュー直後の 3 作品(「第一期」と呼ばれる)は、
サイケポップ調だったり、プログレッシブ的だったりと、
一般的に知られている Deep Purple のイメージとはかなり趣を異にする音楽性でした。
そこに Led Zeppelin の衝撃的なデビュー作が登場します。
これに感化された Ritchie Blackmore が、ハードロックへの方向転換を提案しますが、
クラシックを融合する音楽路線を志向するキーボードの John Lord が反対します。
そこで妥協案として、一度 Ritchie Blackmore に主導権を預けてアルバムを制作し、
ファンの反応をみようか、ということになりました。
こうして完成したのがこのアルバムで、商業的にも音楽的にも大当たりし、
Deep Purple はハードロックの雄ともいえる存在となるわけです。
この時もしも John Lord が自分の考えを曲げず妥協案を認めていなかったら・・・、
Deep Purple はプログレッシブロックの代表格になっていたかもしれませんし、
後に Ritchie Blackmore が脱退して結成した Rainbow の登場も、
かなり早まったかもしれません。
そう考えると、このアルバムの登場は非常にドラマティックともいえますね。
また、「In Rock」というアルバムタイトルも
彼らの気合の入れようが伝わってきて、ドラマ性を盛り上げているように思います。
アメリカの名所・マウントラッシュモアをパロディ化したジャケットも、
よくよく考えてみれば、「in Rock」にちなんで自分たちを「岩」に埋め込んだわけで、
こういうエスプリが効いたデザインは、個人的にとても好きですね。

アルバムは Speed King で幕を明けます。
強烈なインパクトのリフと新加入の Ian Gillan のボーカルがすぐに始まり、
その名の通り速いテンポと高いテンションで、怒涛のごとく流れていきます。
「Led Zeppelin に負けないぞ」という気合がひしひし伝わってきます。
長いソロパート(間奏)も非常に凝った構成でドラマティック。
一旦テンションを下げてから、オルガンとギターが掛け合い、
次にハモリギターで聴かせながら、徐々にテンションが上げていくのが絶妙ですね。
新生 Deep Purple 登場に相応しい強力な曲といえます。
Bloodsucker は、単音構成のリフやハイトーンを強調したボーカルにみられるように、
どちらかというと、Led Zeppelin の影響を色濃く残している曲です。
Ian Gillan の「ナンナンダー!?」というシャウトが、すごいインパクトです(笑)。
続く 10 分以上の大曲、Child in Time はこのアルバムの一番の聴きどころ。
音楽要素としてはシンプルなものですが、編曲によってあらゆる展開をみせ、
レンジの広いボーカルと情緒的なオルガン&ギターのドラマティックな演出は、
クラシカルな演奏を得意とする Deep Purple の真骨頂といえるでしょう。
ブルース臭が最小限となった一方でクラシカルな要素が強調されている点は、
多彩な音楽を取り込みながらもブルースを基調とする Led Zeppelin とは、
一線を画した仕上がりとなっています。
Flight of the Rat はテンポの速いストレートなロック。
こちらも 8 分近くの長い曲で、各メンバーの長いソロが聴きどころです。
面白い音使いのオルガン、アーミングバリバリのギターソロ、
John Bonham とはまた違ったスタイルの Ian Paise のドラムソロまで聴けます。
Into the Fire も Bloodsucker と同様に Led Zeppelin の影響を残す曲。
ちなみにヴァース部のバック演奏が Jimi Hendrix の Purple Haze っぽいです。
(ちょっくら拝借したかな?笑)
Living Wreck は、Roger Glover のベースと Ian Paise のドラム に注目したい。
16 分音符の裏打ちも入るドラミングに、ブンブン鳴るベースが気持ちよく絡んでます。
最後は、Hard Lovin' Man またも 7 分を超える大曲。
16 分音符でジャンジャカと刻むギターが終始続くのが特徴です。
ソロパートでは、パトカーを模したフレーズも飛び出す変な(?)オルガンソロの後、
ハモリながら速いパッセージを繰り出すギターソロが強力です。
当時多くのギターキッズを虜にしたのではないでしょうか。
切れてしまったようなエンディングのギターも強烈ですね。
もしもリアルタイムでこれを聴いたら、衝撃を受けていたと思います。

当時発表のオリジナルアルバムは以上の 7 曲ですが、
アルバムのプロモーションとして発表された名曲を忘れてはなりません。
最近は某缶コーヒーの CM でもかかっている Black Night です。
ここで紹介している 25 周年記念盤にはボーナストラックとして収録されています。
一度聴いたら忘れられないカッコいいリフが印象的な曲で、
ヨーロッパでもアメリカでも、そして日本でも大ヒットを記録しました。

ギター主体のハードなサウンド構成は Led Zeppelin と同路線上といえますが、
John Lord のクラシカルなハモンドオルガンが個性的なサウンドを形成しているし、
Ritchie Blackmore のギタースタイルは Jimmy Page とは異なり、
ハードロックの定番となった刻みのバッキングや、
ハモリを生かしたソロやオブリガートを多用し、
Led Zeppelin とは一味も二味も違うハードロックを形成しています。
双方とも、日本では 3 大ブリティッシュハードロックバンドと呼ばれるに至ってます。
もう一つのバンドについては、またいずれ。

なお、上記のリンク先では全曲試聴ができません。
全曲試聴されたい場合は以下へどうぞ。
彼らのライブの名作「Made In Japan」との合盤で、
Black Night のライブバージョンも聴けます。

Deep Purple in Rock...

Deep Purple in Rock...

  • アーティスト: Deep Purple
  • 出版社/メーカー: Emi
  • 発売日: 2006/10/16
  • メディア: CD


Rock&Pop Albums | 23:50:00 | Trackback(0) | Comments(5)

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