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Penguinland

Author:Penguinland
音楽好きで好奇心旺盛ペンギン。
ここでは音楽を語り、
A Penguin Talking Out では
好奇心の趣くまま綴っています―

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Mr. Big - Lean Into It
Lean Into It

Lean Into It

  • アーティスト: Mr. Big
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 1991/3/26
  • メディア: CD
超絶技巧ベーシスト Billy Sheehan は、
前回紹介した David Lee Roth Band を脱退した後、
Racer X の超絶技巧ギタリスト Paul Gilbert、
やはり技巧派ドラマーの Pat Torpey、
ハイトーンボーカルの Eric Martin らと Mr. Big (公式ウェブサイト) を編成。
これだけの技巧派メンバーが揃うと、
テクニック披露のマニアックな方向性になりがちですが、
フタを開けてみると、そのテクニック派志向と、
80 年代のいわば「産業ロック」が合体したような、
強力かつパワフルなバンドが完成していました。
Steve Perry 加入後の Journey のプロデュースを手がけた
Kevin Elson がパワフルで痛快なサウンドを構築。
4 人で構成するコーラスも特徴です。
彼らの音楽性は 80 年代の集大成的なスケールで、
ハードロック/ヘヴィメタルを聴き込んでいる人なら、
Led Zeppelin、Aerosmith、Van Halen、Def Leppard など、
ハードロックの大御所のおいしいところをパクって、
いや、拝借しているのがわかると思います。
そんな大衆性をもちながらも、デビュー当時のアメリカでは、
技巧派バンドとして少し話題になったのみ。
このセカンドアルバムは爆発的人気を博したものの、
サードアルバム以降はその人気を維持することはありませんでした。
80 年代に隆盛を極めたテクニック志向のハードロックは、
90 年代に入ると衰退していくわけで、
その中でデビューした彼らがメインストリームを歩み続けるのは、
厳しい時代だったのかもしれません。

その半面日本では、デビューから 2002 年に解散するまで、
高い人気を誇り、彼らのライブアルバムもほとんどが日本収録。
それらのタイトルも「Raw like Sushi」という名前だったり、
I Love You Japan という曲まであったりと、
彼らにとって日本市場が非常に重要だったことがわかります。
日本びいきが高じて、B'z などのアルバムに参加したり、
Paul Gilbert にいたっては一時期日本に住んで、
日本のバラエティ番組に出演していたこともありました。

さて、その Paul Gilbert。
速弾きもここに極まれり、ともいえるギタリストです。
ただし Beatles や Beach Boys を敬愛する彼は音楽性優先。
自己顕示的な速弾きに固執することはなく、
必要性に応じてテクニックを盛り込んだり、
小技の効いたリフを元にポップな曲を作り上げたりと、
ギタリストが見習うべきポイントを抑えています。
LA の有名なギタースクール・GIT で学び、
卒業後はそこで講師をしていた経歴もあるし、
今は、GIT 系列の MI JAPAN の校長を務めているわけだから、
模範的ギタリストというのも当然といえば当然でしょう。
模範的というと真面目くさいイメージになってしまいますが、
ユーモア溢れる人物でもあります。

Mr. Big の大ヒット曲といえば、To Be With You。
ポップなこの曲は全米チャートでも No.1 を記録しました。
その曲が入っているのがこのアルバムで、
アルバム全体もヒット性溢れる曲が満載です。
冒頭は彼らの曲の中でも人気の高い
Daddy, Brother, Lover, Little boy。
サブタイトルに "The Electric Drill Song" とあり、
ギターソロで電気ドリル奏法(?)が飛び出すのが特徴です。
ハードながら非常にキャッチーな曲で、
Yngwie Malmsteen を意識したかのようなギターソロの後、
電気ドリルにピックをつけて弾くというフレーズが飛び出します。
速いのがカッコいいとはいえ、そこまでしなくともという感じですが、
どうやら本人はエンターテイナーに徹しているようです。
このパートはベースもユニゾンで電気ドリルやってます。
アルバムノーツには「子供は家で同じようなプレイをしないように」
という注意書きがあり、ニヤリとさせられます。
続く Alive and Kickin'、Green-tinted Sixties Mind、
CDFF-Lucky This Time は、いずれもキャッチーなメロディが特徴。
80 年代的な覚えやすいサビのコーラスが印象的で、
Green-tinted ・・・ はシングルにもなりました。
この曲はタッピングで構成するイントロリフにも注目です。
アコギの渋いブルースリックから始まる Voodoo Kiss は、
Led Zeppelin の影響もみせるハードファンクで
がっちり固まったバンドアンサンブルがカッコいい。
Never Say Never もファンキーながらもポップなサビが印象的です。
Just Take My Heart はピアノで作曲したらしいですが、
特筆すべきは、キーボード系のサウンドは一切使わず、
ギターとベースでポップなサウンドを構築しているところです。
サウンドプロデュースのうまさもあるものの、
やはり彼らの高い演奏能力があってのサウンドといえるでしょう。
A Little to Loose は初期の Black Sabbath 風の曲で、
イントロの Ozzy Osbone を意識したような Billy Sheehan の歌に、
ちょっとニヤりとさせられます。
このほか、暗めながらも勢いのある My Kinda Woman、
イントロのコーラスが印象的なシャッフルビートの Road to Ruin も、
彼らならではの魅力溢れる曲です。

日本盤ではボーナストラック Love Makes You Strong が収録。
アルバムに正式に収録しなかったのが不思議なぐらいカッコいい曲で、
他の曲では聴けなかった Billy Sheehan のベースソロが飛び出します。

日本語盤はこちらから
Mr. Big - Lean Into It (日本盤)


At YouTube

Mr. Big:Daddy, Brother, Lover, Little Boy - Live at Tokyo 91
電気ドリル奏法(?)もバッチリ見れます!

Mr. Big - To Be With You
この曲は当時よくかかってましたね・・・。

Mr. Big - Green Tinted Sixties Mind (Live)
この曲はなんだか懐かしい感じがしますね・・・。

Mr. Big - Just Take My Heart (Live)
とても 80 年代的です。
Heart に似た曲があるような・・・。

Paul Gilbert - Fly Me To The Moon
Paul Gilbert がギターの弾き語りをします。
しかも曲はスタンダードの Fly Me To The Moon!

Pat Torpey drum solo
こういうドラムソロは始めて見ました。
味なことをしてくれるものです。
弾き語りならぬ叩き語りとでもいいましょうか(笑)
だけどなんでドラムソロにこの曲なのかなぁ!?
単純に好きなだけかな。結構ウマいです。

ROCK FUJIYAMA
少し前に深夜放送でやっていた ROCK FUJIYAMA の On Air で、
Paul Gilbert が登場します。
6:17 から Daddy, Brother, Lover, Little Boy が始まります。


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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Rock&Pop Albums | 13:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
David Lee Roth - Skyscraper
Skyscraper

Skyscraper

  • アーティスト: David Lee Roth
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1988/1/21
  • メディア: CD
ロックギター界の最高峰の一人に必ず名前が挙がるであろう人が、
Steve Vai。
前回紹介した Yngwie Malmsteen が Alcatrazz 脱退後、
その後釜となり、短期間で彼のギターパートをマスターしたことは、
Steve Vai のギターテクニックが申し分ないことを証明し、
ロックギタリストの間で注目を集めました。
その後、Van Halen を脱退した David Lee Roth からの誘いで、
超絶技巧ベーシスト、Billy Sheehan とともにバックバンドに加入。
この David Lee Roth Band のアルバム第一弾が Eat'em and Smile で、
Steve Vai と Billy Sheehan が繰り出す超絶演奏は、
当時のハードロック/ヘヴィメタル界を席巻しました。
また、派手好きな David Lee Roth の当時の志向ともマッチし、
ド派手なステージパフォーマンスやプロモビデオなどを繰り出し、
ハードロックの枠を越えて Steve Vai の名は一躍世界に轟きました。

速弾きギターの革命児、Yngwie Malmsteen の後釜になった後、
David Lee Roth と一緒にやっていた革命的ギタリスト、
Eddie Van Halen の後釜ともいえるポジションに就く、
という数奇な運命を辿ることとなった Steve Vai は、
決して「革命的」に登場したギタリストではありませんが、
Alcatrazz 加入以前も、非常に興味深い経歴があります。
当時のロックギタリストとしては珍しく、
高校時代に音楽理論をマスターした上、
ジャズ系で有名なバークリー音楽大学に入学します。
在学中に鬼才とも呼ばれる Frank Zappa に買われ、
1980年に彼のバンドに加入。
作曲した Frank Zappa 自身には難しすぎるパートを弾くという、
"Impossible Guitar Part" を担うこととなります。
その後、Frank Zappa との活動は、
1990年の Steve Vai 自身のソロアルバムリリース前まで続き、
それまでに着実に彼の音楽世界の幅を広げていきます。
1990年代以降の彼の活動は、あらゆるジャンルの音楽を取り込み、
彼独自の音楽世界を構築していく流れになりました。
彼の独自性はギタープレイにも表れています。
ペンタトニックを軸にした従来のロックギターの枠は完全に脱し、
コードトーンに沿ったジャズ的な音使いが飛び出したり、
オルタネートトーンの活用、複数のスケールを駆使するモード手法など、
ジャズ的アプローチが多用されています。
さらには、もはやロック&ジャズの域も越えてしまい、
現代音楽的なバックグラウンドまでもが見え隠れするのは、
現代音楽もやっていた Frank Zappa の影響によるものでしょう。

さて、今作は David Lee Roth Band の二作目。
ハードロック/ヘヴィメタルの作品としては、
David Lee Roth 色が強い一作目の方が完成度が高く、
一般の人気も高いのですが、
今作では Steve Vai がプロデュースでもかかわったこともあり、
彼の個性がより強く出ています。
特にアルバムタイトル曲はビートだけはロックをとどめていますが、
イントロ部、ギターソロとそれ以降の展開、曲全般のハーモニーは、
ロックというよりフュージョンの世界です。
続くアンニュイな雰囲気が漂う Damn Good も、
Steve Vai のアコースティックギターのリフが美しい曲で、
テープ逆回しで録音されたギターが重なるメロディも、
非常に効果的で印象的です。
いずれも David Lee Roth に合ってるとはいい難い側面があるものの、
聴くほどに味のある曲に仕上がっています。
このほか、The Bottom Line のイントロや
Hina のサビ部の流れなどは、Steve Vai の個性が表れています。
一方 Hot Dog and a Shake、Two Fools a Minute は、
彼が作曲に参加してながらも、David Lee Roth の色がよく出ていて、
David Lee Roth 名義のアルバム曲としてはバランスが整っています。
しかしながら、このアルバムでヒット性を備えた上、
David Lee Roth の個性を引き出している曲は、
このバンドで一番のヒットとなった Just Like Paradise、
シングルカットされた Stand Up、そして Perfect Timing であり、
いずれも、新たに迎えられたキーボディスト Brett Tuggle の曲。
皮肉なことに Steve Vai が作曲に携わってない曲でした。
彼の後の活動をみてもわかる通り、彼は決してヒットメイカーではなく、
新たな音楽スタイルを追求するクリエーターです。
根っからのエンターテイナー、David Lee Roth と志向が合わなかったのは
実のところ当然のことでした。

Billy Sheehan は David Lee Roth のワンマンぶりを敬遠して、
今作のレコーディング中にバンドを脱退、
Steve Vai はレコーディングとツアーを全うするものの、
やはり Billy Sheehan の後を追うようにバンドを脱退します。
双方とも、よりよい表現の場を求めての脱退劇で、
結果的には、脱退した二人にとっては吉と出ましたが、
David Lee Roth にとっては大きな痛手となりました。
彼は、20 年近くたった今でも迷走を続けていますが、
今年は Van Halen に戻るらしいとのニュースがあります。
今ではラジオショーの DJ などもする David Lee Roth にとっては
初期の Van Halen はもはや「過去の栄光」のはずですが、
一体どうなることやら・・・
色々調べていたら、
Van Halen の曲をカントリーやらブルーグラスで演奏してしまうという
とんでもないアルバムを発見しました。
当の David Lee Roth も参加していてゴキゲンに歌っています。
やはり初期 Van Halen のあの David とは別人・・・

Strummin' with the Devil: The Southern Side of Van Halen

Strummin' with the Devil: The Southern Side of Van Halen

  • アーティスト: Various Artists
  • 出版社/メーカー: CMH
  • 発売日: 2006/6/6
  • メディア: CD


At YouTube

David Lee Roth Performing Jump - Bluegrass Style
Jump のブルーグラススタイルが見れます!
David Lee Roth の変貌ぶりに驚かされますが、
それよりも、曲のアレンジが全く違和感なく、
ブルーグラスの名曲じゃないかと思えるほどの出来に驚きます
キーボードソロがバンジョーでほぼ完コピされているのに注目!

David Lee Roth - Just Like Paradise
ハート型スリーネックギター(?)を弾く Steve Vai と、
ロッククライミングしている David Lee Roth が見れる痛快な PV

Steve Vai & Billy Sheehan 1986 Guitar & Bass Duel
Steve Vai と Billy Sheehan のソロバトルです。

Steve Vai - G3 Denver
3 ネックギターを自在に操る Steve Vai。圧巻です。
私はヌードルス氏のサイトで知って以来、何度も見てしまいました。
今作とは関係ありませんが、Steve Vai を知るものは見るべし、
ということでリンクを貼っておきます。


テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Rock&Pop Albums | 02:37:41 | Trackback(1) | Comments(2)
Alcatrazz - No Parole from Rock 'N' Roll
No Parole from Rock 'N' Roll

No Parole from Rock 'N' Roll

  • アーティスト: Alcatrazz
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナシ ョナル
  • 発売日: 1983
  • メディア: CD
Ritchie Blackmore の登場後のハードロックの世界では、
「速弾き」ができる高い技術を持つギタリストが次々に登場します。
前回の Michael Schenker や Gary Moore がその代表格ですが、
1983年リリースのこのアルバムで全世界に名を轟かせたギタリストが、
Yngwie Malmsteen (イングヴェイ・マルムスティーン)です。
従来の「速弾き」のスピードを軽く越えた彼の圧倒的なプレイは、
当時のロックギタリスト達に衝撃を与えました。
私自身もほぼリアルタイムで衝撃を受けたクチです。
速さのみならずそのスタイルも衝撃的でした。
R. Blackmore が取り入れたクラシック的な要素を、
さらに推し進めたという考え方もありますが、
それよりも重要なのがパガニーニ(Paganini)に受けた影響です。
パガニーニといえば初期ロマン派のヴァイオリニスト・作曲家で、
ヴァーチュオーソ、いわば「速弾き」の元祖中の元祖。
ヴァイオリンとギターの違いこそあれど、
スケールの上昇/下降やアルペジオの速いフレーズは、
パガニーニの影響と取れます。
また、ハーモニックマイナースケールを大胆に使ったことも、
彼のプレイスタイルの個性を決定付けることになりました。
R. Blackmore からは、演奏内容はもちろんのこと、
パフォーマンスやスター性においても大きな影響がみられます。
速弾きと派手なステージパフォーマンスで、
今作リリース当時の彼の存在は圧倒的でした。
この後、超絶技巧を看板にするギタリストの登場が相次ぎ、
ロックギターの世界に大きく影響を与えることとなりました。

このスウェーデン出身の凄腕ギタリストを採用したのが、
前回の Michael Schenker Group にも在籍していた Graham Bonnet。
Michael Schenker との不仲を理由に同バンドを脱退した彼は、
オーディションで Y. Malmsteen を獲得して Alcatrazz を編成、
この作品で華々しくデビューを飾りました。
LA に拠点を移していたせいもあって、メディア戦略も当たり、
Alcatrazz の名前も Y. Malmsteen の名前も一気に広まりました。
このアルバムは Alcatrazz の最高傑作というだけでなく、
Y. Malmsteen の作品群の中でも一番の傑作とも言われます。

全体的にはマイナーキーの哀愁漂うメロディの曲が大半を占め、
そういう部分が特に日本人の人気も集めているわけですが、
アルバム冒頭を飾る Island in the Sun は、
LA で活動していたせいか、例外的に明るくポップな曲です。
General Hospital、Jet to Jet、Hiroshima Mon Amour、
Too Young to Die, Too Drunk to Live あたりは、
ハーモニックマイナースケールの特徴がよく出ていて、
そのスタイルがファンの間の人気を集めています。
一方、Kree Nakoorie や Big Foot は、
アラブ系のスケールでエスニックな雰囲気を創り出しています。
Incubus はインストルメンタル。
アコースティックギターのイントロから始まり、
テーマ部ではギターオーケストレーションで壮大に展開します。
最後の Suffer Me はナチュラルトーンのアルペジオが印象的な
とても情緒的かつ哀愁漂うな曲。
終盤は Y. Malmsteen の泣きのギターが炸裂します。

どの曲も速いパッセージが登場する必ず部分があり、
いわゆる Yngwie 節が炸裂するわけですが、
実はこれでも抑え気味だったりします。
彼が後に自分のバンドとして編成する Rising Force では、
彼が主導権をとったことで、彼のやりたい放題になり、
音楽的バランスを欠いた作品を生む傾向が強くなりました。
エゴの強いヴァーチュオーソが陥りやすいこととはいえ、
絵に描いたようにここまで地でいった人は、
世界広しといえども彼ぐらいでしょうか(苦笑)。
ちなみに彼はかなりの自信家のようで、
自慢話が多いというエピソードもあります。
彼の音楽を聴くときは、こういったことを踏まえ、
音楽性云々のツッコミはあえてせず、
気が沈んだときなどに速いフレーズを聴いて、
気分を盛り上げるのが正しい聴き方かもしれません。

Y. Malmsteen の話ばかりになってしまいましたが、
G. Bonnet も聴けばすぐに彼のものとわかる声質といい、
短髪オールバック、スーツ姿、サングラス(レイバン?)の、
ハードロック/ヘヴィメタルでは珍しいいでたちといい、
そのいでたちのせいで Rainbow を解雇された経歴といい、
かなり個性的なヴォーカリストです。
黒革やチェーンなどありがちなヘヴィメタルファッションを嫌い、
独自のスタイルを確立した彼は、
ある意味でロックスピリットに溢れていますね。
この G. Bonnet に主導権があった Alcatrazz では、
Y. Malmsteen と G. Bonnet の個性が融合することで、
バランスを保った仕上がりが今作のポイントです。
しかしながらそのバランスも束の間のこと・・・。
個性の強い 2 人はぶつかり合うこととなり、
スタジオ録音ではこの 1 枚のみを残して、
Y. Malmsteen は Alcatrazz を脱退してしまいます。
そして、Y. Malmsteen に勝るとも劣らないヴァーチュオーソ、
Steve Vai が後釜に加入しました。


なお上記のリンク先では試聴ができません。
このアルバムを試聴できるサイトが見つかりませんでしたので、
彼らのベストアルバムを試聴できるページを紹介します。

The Best of Alcatrazz

The Best of Alcatrazz

  • アーティスト: Alcatrazz
  • 出版社/メーカー: Renaissance
  • 発売日: 1984
  • メディア: CD


テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Rock&Pop Albums | 16:00:00 | Trackback(1) | Comments(5)
The Michael Schenker Group - The Michael Schenker Group
The Michael Schenker Group

The Michael Schenker Group

  • アーティスト: Michael Schenker Group
  • 出版社/メーカー: Special Import
  • 発売日: 1980
  • メディア: CD
速弾きギタリスト元祖が Ritchie Blackmore ならば、
その後の系譜に名前を連ねる一人が Michael Schenker。
その Michael Schenker の必聴の名作といえば、
同じく Deep Purple の Roger Glover がプロデュースした今作品です。

彼はドイツ生まれ。
彼のお兄さんの Rudolf Schenker が結成した Scopions に参加。
Scopions 脱退後はイギリスのバンド UFO に参加するも、
性格の問題や英語を話せないなどの問題を抱え、
UFO も間もなく脱退してしまいます。
その後、しばしの停滞時期を経て
ようやく The Michael Schenker Group を編成します。
このアルバムを発表して復活を遂げました。
復活第一弾となったこの作品は、彼の名作のみならず、
ハードロック/へヴィメタルの名作とも名高く、
特に日本のファンから絶大な人気を誇っています。
一部のファンからは「神」と崇められるほどです。

客観的には「神」というほど絶対的な存在ではありませんが、
ロックに対して純粋でひたむき、いわば硬派であるがゆえに、
崇められるようなカリスマ性を持っているのかもしれません。
ペンタトニックやマイナースケールなどの当たり前の音使いの中で、
印象的なメロディを紡ぎだすのが彼の真骨頂です。
斬新な技巧や奏法はあまり使いません。
曲も純粋かつストレートなロックです。
そういう制約の中でのカッコよさが、
彼を真のロッカーと言わせしめるのでしょう。
自由な設定よりも制約のある中でカッコいいものを作るほうが、
ずっと難しいというのは事実です。

このアルバムのいい点は Michael Schenker が良いばかりでなく、
ベースに Mo Foster、ドラムに Simon Philips という、
同時期の Jeff Beck バンドのボトムが参加し、
強力なバンドアンサンブルが聴けるという点も見逃せません。
それは特にインストゥルメンタルの Into The Arena で堪能できます。
前半では、速めの 3 連音符で緻密な演奏を繰り広げ、
中盤では 3 連のバスドラと鮮やかな手業のドラムが爆発し、
後半ではメロディアスかつドラマティックな構成で盛り上げます。
4 分ちょっととは思えない密度の濃い大曲で、
彼の一番の名曲として挙げる人も多いようですね。
この他、ストレートなリフがカッコいい Armed and Ready、
カリプソ風のイントロと哀愁漂うサビが印象的な Cry for the Nations、
クラシカルで情緒的なギターの多重録音で構成する Bijou Pleasurette、
ファンキーなリフとキャッチーなサビが魅力の Feels Like a Good Thing、
最後を飾る壮大な大曲 Lost Horizons と、
アルバム構成もよく練られ完成度を高めています。
少し残念なのが Gary Barden のボーカルでしょうか。
悪くはないのですが、強力な演奏陣に負けている感があります。
そのためか、後に 元 Rainbow の Graham Bonnet に替わりました。

上記のリンクでは試聴ができませんので、 試聴はこちらからお願いします。

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Rock&Pop Albums | 01:10:00 | Trackback(1) | Comments(4)

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