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Conrad Silvert Presents Jazz at the Opera House
Conrad Silvert Presents Jazz at the Opera House

Conrad Silvert Presents Jazz at the Opera House

  • アーティスト: Various Artists
  • 出版社/メーカー: Sony Music
  • 発売日:
  • メディア: CD
これまで入手可能、試聴可能であることを前提に紹介してきましたが、
今回は、私が知っている限りいずれも当てはまりません。
にもかかわらず紹介するのは、再発されるべき名盤であり、
認知度がもっと高くてもいいはずと思うからです。

これは、ジャズ評論家、Conrad Silvert の夢を実現したコンサートのハイライトを収録した作品。
Conrad Silvert は、San Francisco Chronicle や Swing Journal などの執筆で、
多くの読者やミュージシャンに信頼を得ていたジャズ評論家ですが、
1980年、32歳という若さながらも白血病と宣告され、
それに同情した多くのミュージシャンや関係者が立ち上がり、
「ミュージシャンを理想的な組み合わせで演奏させる特別コンサートを実現したい」
という彼の夢を具現化し、この奇跡的なコンサートが実現したわけです。

で、どんな人達が集まったのかというと、

秋吉敏子
Charlie Haden
Herbie Hancock
Bobby Hutcherson
Wynton Marsalis
Pat Metheny
Jaco Pastorius
Sonny Rollins
Carlos Santana
Kermit Scott
Wayne Shorter
Lew Tabackin
Tony Williams
Denny Zeitlin

と、とんでもなく豪華な面子が勢ぞろい。
ジャズ版のワイト島?ウッドストック?USA for Africa? みたいな感じに見えるけど、
基本的には、Marsalis、Hancock、Shorter、Haden、Williams が中心になったバンドに、
多くのミュージシャンが参加している構成になっています。
Sonny Rollins、Pat Metheny、Carlos Santana が参加している曲が、
収録されていないのが非常に残念だけど、
このバンドに Jaco Pastorius が参加しているのは凄い。
がしかし、Haden が Acoustic Bass を演奏している上に乗っかっている形で、
さらに、この時期の Jaco は身体的、精神的に悪い状態のときで、
演奏はお世辞にも素晴らしいとは言い難いのが残念。
なので、Jaco を目的にこのアルバムを聴くのはオススメしません。

このアルバムは、MC も担当している Herbie Hancock と、
前年に衝撃デビューを果たした Wynton Marsalis を聴くのが、ベストな聴き方。
Maiden Voyage の Hancock と Hutcherson のデュオも素晴らしいし、
バンド演奏では、初共演の Marsalis と Shorter が聴きどころ。
Sister Cheryl や Footprints で見事なアンサンブルを決めてくれます。
そして、Hesitation ではソロ合戦が聴きモノ。
全員素晴らしいけど、やはりMarsalis の溌剌としたプレイが突出しています。

アルバムの最後は、コンサートでも最後に演奏された 'Round Midnight。
奇しくもこのコンサートの3日前にその作者、Thelonius Monk が他界し、
コンサート当日には葬儀が行われていました。
それを知った Silvert の意志で、コンサートは急遽 Monk への追悼コンサートとなり、
Monk の曲が数曲追加されたという。
短いけど、Shorter & Hancock のデュオで深みのある演奏を聴かせてくれます。

この夢のようなコンサートを実現して5カ月後の7月15日、
今度は、Conrad Silvert が永眠。
Monk と Silvert、2人の偉大な人物の最後を飾る格好になったこのアルバムは、
ジャズ史の中で転機を迎えたことを象徴するアルバムとも言えるでしょう。
このコンサートの完全盤の音源が存在するなら、
それを完全収録したアルバムの再発売を強く求めたいです。
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テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

Jazz Albums | 16:58:29 | Trackback(0) | Comments(0)
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