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音楽好きで好奇心旺盛ペンギン。
ここでは音楽を語り、
A Penguin Talking Out では
好奇心の趣くまま綴っています―

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Chick Corea Elektric Band - Eye of the Beholder
Eye of the Beholder

Eye of the Beholder

  • アーティスト: Chick Corea Elektric Band
  • 出版社/メーカー: GRP
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
Santana を紹介したときに、
ジャンルをまたぐ音楽世界を築いた偉大なアーティストの話をしましたが、
ジャズ&フュージョンの世界に目を転じると、
ロック&ポップの世界よりは数多くいます。
その中でも群を抜いてすごいのが、Chick Corea (公式ウェブサイト) じゃないでしょうか。
ジャズ、フュージョン、ロック、ラテン系音楽、クラシック、
果てには現代音楽のようなジャンル分けできないものまで、
節操がないんじゃないか、と思えるぐらい縦横無尽。
編成形態をとっても、ピアノソロ、ピアノデュオ、ピアノ&ボーカル、
ジャズバンド、フュージョンバンド、室内楽団、オーケストラと、
見事になんでもこなす、スーパーミュージシャンです。
幅広く色々なことをやっているのに、
常に唯一無二の Chick Corea Music が存在しているのがスゴイところです。
さらに、幅広い音楽性と比例して人脈も幅広く、
ジャズ&フュージョン界ではその影響力も多大で、
フュージョンの歴史を作ってきたと言っても過言ではない人です。

古くは Cab Calloway、Stan Getz などと活動してた彼にとって、
大きな転機となったのが、Miles Davis Band への加入。
Chick Corea がフェンダーローズ(エレピ)を弾いて、
フュージョン音楽開花の一助を担います。
間もなく Chick Corea は自身の活動に専念するようになり、
Stanley Clarke (b)、Joe Farrell (leeds)、Airto Moreira (d) という
ツワモノ達と Return To Forever というバンドも編成。
バンド以外のプロジェクトも平行しながら、
次々にフュージョンの話題作を量産するようになります。
1986年には、ベースの John Patittuci、ドラムの Dave Weckl という、
今にして誰もが尊敬するベテランアーティスト、
当時は若きプレイヤー達と編成したのが Chick Corea Elektric Band。
翌年には、前回でも紹介した Frank Gambale、Eric Marienthal (sax)も加入し、
5人編成の Eelektric Band が生まれました。
小手調べ的だった同バンドの二作目 Light Years を経て、
今回紹介するアルバムで、スケールの大きい音楽を生み出します。

このアルバムの大きな特徴は、
シンセサウンドが中心だった前二作から一転して、
アコースティックサウンドを軸にしたことです。
Chick Corea はメイン楽器をシンセからピアノに変え、
Dave Weckl はシンセドラムを外して生ドラムサウンドにしました。
また、ギターの Frank Gambale やベースの John Patitucci は、
エレキギターを中心にしつつも、一部の曲でアコースティックを使用し、
そのエレキとアコースティックがバランスよくミックスされたサウンドは、
ジャズ&フュージョンのジャンル枠にさえ納まりきらない音楽とフィットし、
素晴らしい Chick Corea Music を形成しています。
さらに、1 曲目の Home Universe から終曲の Amnesia まで、
一つの大きな組曲のような構成になっているのも特徴で、
音楽世界のレベルの高さと広さを感じます。

その音楽性を象徴しているのが、アルバム冒頭の 1、2 曲目。
特に Eternal Child は、スパニッシュラテン系の哀愁が漂う曲で、
Chick Corea のピアノテーマがリリカルで美しいばかりか、
Eric Marienthal のサックス、Frank Gambale のアコースティックギターと、
素晴らしい哀愁味のあるソロが曲を盛り上げます。
続く Forgotten Past は Chick Corea のピアノソロ。
ラテン系や現代音楽などを背景とした彼ならではの音楽を奏でます。
同じくラテン系でありながら、リズミカルな曲がアルバムタイトル曲。
モントゥーノ(ラテン音楽のピアノ伴奏スタイル)も登場しますが、
それでもスペイン系の哀愁漂う雰囲気は Chick Corea ならでは。

スペイン系を軸とした高い音楽性を追求しつつも、
ときおり披露される各メンバーのスーパープレイも、
このアルバムの聴きどころです。
アルバム後半、特に最後の 3 曲は注目すべき演奏が続きます。
Frank Gambale のギター、Dave Weckl のドラムがスゴイです。
最後の Amnesia は全員のテクニック大披露といった構成で、
ソロはもちろん、怒涛のユニゾンの演奏が続き、
最後は、Eternal Child のテーマのフェードアウトで幕を閉じます。

Chick Corea のスペイン系音楽世界、
バンドアンサンブルの妙、各メンバーのテクニックと、
色々な側面から聴きたいアルバムです。
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Jazz Albums | 17:04:57 | Trackback(1) | Comments(4)
コメント
最近はInside Out を良く聴いてます。
図書館でみつけました(笑)
このアルバムも良いです。
2006-10-15 日 20:14:39 | URL | カブリエル [編集]
手軽に PC に音源を保存できるようになったので、
CD が図書館で借りられるのはとても便利ですね。
2006-10-15 日 22:12:16 | URL | Penguinland [編集]
ほんと、多才で、サンタナに似ている(笑)。
2006-10-18 水 13:26:18 | URL | noodles [編集]
noodles さんへ
コメントが遅れました。
ラテン系を主軸にしている、というのも Santana に似てますね!
もっとも Santana のラテンはホットで、
Chick Corea はクールというイメージではありますが・・・。
2006-10-29 日 15:27:42 | URL | Penguinland [編集]
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ChickCoreaElektricBand-EyeoftheBeholder
前回の紹介で登場したFrankGambaleは、ChickCoreaElektricBandでその名を世界に知らしめました。今回の紹介は、そのバンドのアルバムです。このバンドの作品群の評価は賛否両論ありますが、個人的には、ChickCorea独特のスペイン系の音楽世界が展開されるこのアルバムが好.. 2006-12-02 Sat 03:56:31 | APenguinTalkingOut

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