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音楽好きで好奇心旺盛ペンギン。
ここでは音楽を語り、
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Derek and the Dominos - Layla and Other Assorted Love Songs
Layla and Other Assorted Love Songs

Layla and Other Assorted Love Songs

  • アーティスト: Derek and the Dominos
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1970/11/1
  • メディア: CD
世のロックファンに「知っているロックギタリストを一人挙げて」
という問いを投げたとき、一番多く挙げられるギタリストといったら、
Eric Clapton ではないでしょうか。
ロック史に名を残す名ギタリストながらも、
70年代には I Shot the Sheriff、
90年代には Teas in Heaven、Change the World と、
長いスパンで大ヒット曲を残しているのは、彼以外いません。

それぐらいメジャーな存在の Eric Clapton ですが、
彼のキャリアの全貌を知る人は意外に少ないのではないでしょうか。
多数のバンドに参加または編成した上、
いずれも短期間で転々とした活動が続くため、
彼のキャリアを知るには、少し勉強が必要です。
The Yardbirds、John Mayall & the Bluesbreakers、
Cream、Blind Face と、転々とバンド活動をしてきた彼が、
本格的なソロ活動を始めるのと同時期に編成したのが、
今回紹介する Derek and the Dominos です。
音楽性の相違などから他のメンバーとの衝突を繰り返してきた彼が、
1969 年に心機一転し、彼のルーツ、ブルースの本場アメリカに渡り、
Delaney、Bonnie & Friends のリズムセクションに、
スライドギターの名手 Duane Allman などが加わったバンドです。
ところが、またもメンバー間の不和などから、
セカンドアルバムが完成されることなく、バンドは解散してしまいます。

今回紹介する作品は、そんな短命なバンドのファーストアルバムながら、
リリース 37 年後の今でも多くの音楽ファンを魅了するという、
ロック史に名を刻む名盤となりました。
レコード盤 2 枚組、14 曲収録のアルバムとして発売された当時は、
大きく話題になることもなく、商業的にも振るわずという状況でした。
イギリスではチャートインさえ果たせなかったといいます。
Cream ではアグレシッブなインプロヴィゼイションを展開していた彼が、
アメリカ南部のいわゆるレイドバックしたブルースが大きな部分を占め、
これまでとは違った雰囲気となったこの作品は、
彼のファンにはすぐに受け入れられなかったのかもしれません。
ところが、ブルースながらも親しみやすいポップ性を兼ね合わせた曲群に加え、
なんといっても「あの曲」がこのアルバムに収録されていたことが、
このアルバムの評価を徐々に高めることになりました。

「あの曲」とは、もはや説明不要の名曲 Layla です。
圧倒的な存在感のギターリフが印象的で一度聴いたら忘れられません。
ギタリストなら必ずといっていいほど聴き惚れるカッコいいリフですね。
この曲は、この名ギターリフで展開する前半と、
哀愁味溢れるピアノが占める後半で構成されていますが、
この後半部は、ギターリフが作成された数ヶ月後に、
ドラマーの Jim Gordon によって作曲されて加えられ、
7 分を超える大曲となりました。
以前紹介した Larry Carlton のアルバムでカバーされたバージョンは、
原曲の 2 部構成のままではなく、ピアノリフの部分はブリッジとして解釈し、
興味深いアレンジを展開しています。
ちなみに、この曲は George Harrison の妻だった Patty に捧げられたのは、
ここで深くは触れませんが、結構有名なエピソードですね。
なお、この Layla がヒットしたのは、
アルバムリリースから 1 年以上経ってからのことですから、
いかにじわじわとヒットしたのかがわかりますね。

もちろん、このアルバムの魅力は Layla だけではありません。
なんといっても、全曲に渡って冴える Clapton & Allman のギター。
特に Key to the Highway や Have You Ever Loved a Woman などでは、
いぶし銀の渋いブルースフレーズがめくるめく展開されます。
いぶし銀といえど、当時 Eric Clapton は若干 24 歳。
この年齢でこの貫禄で弾ききることが出来るのは、
やはり天才という言葉でしか説明できません。
プレイのみならず、彼の作曲・編曲力も注目に値します。
アルバム冒頭を飾る I Look Away は素朴ながら味わい深い曲だし、
Bell Bottom Blues は後期の Beatles を彷彿させる雰囲気で、
ドラマティックな展開が素晴らしく、私も大好きな名曲です。
また、アルバム制作中に Jimi Hendrix の死のニュースを聞いて、
彼に捧げるために急遽収録した Jimi Hendrix の名曲、Little Wing も、
Eric Clapton の解釈でブルージーかつソウルフルな演奏・歌で、
素晴らしいバージョンに仕上がっています。
死のニュースといえば、このアルバムが制作された翌年、
アルバム内で素晴らしいギターを披露した Duane Allman が、
バイク事故で亡くなります。
2 人の朋友を亡くした Eric Clapton は、その後ドラッグ漬けとなり、
しばらく一線から遠ざかってしまいます。

ロッカーのあらゆる人間ドラマの挟間で生まれたこのアルバムは、
Eric Clapton の「ブルース」が浸みこんだ永遠の名盤といえます。
こういう魂のこもった名盤というのは、
決してたやすく生まれるものではないな、と最近強く感じます。
なにやら自分もオヤジくさいことを考えるようになったな、とも感じます(苦笑)。

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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Rock&Pop Albums | 22:55:25 | Trackback(1) | Comments(0)
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