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音楽好きで好奇心旺盛ペンギン。
ここでは音楽を語り、
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David Lee Roth - Skyscraper
Skyscraper

Skyscraper

  • アーティスト: David Lee Roth
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1988/1/21
  • メディア: CD
ロックギター界の最高峰の一人に必ず名前が挙がるであろう人が、
Steve Vai。
前回紹介した Yngwie Malmsteen が Alcatrazz 脱退後、
その後釜となり、短期間で彼のギターパートをマスターしたことは、
Steve Vai のギターテクニックが申し分ないことを証明し、
ロックギタリストの間で注目を集めました。
その後、Van Halen を脱退した David Lee Roth からの誘いで、
超絶技巧ベーシスト、Billy Sheehan とともにバックバンドに加入。
この David Lee Roth Band のアルバム第一弾が Eat'em and Smile で、
Steve Vai と Billy Sheehan が繰り出す超絶演奏は、
当時のハードロック/ヘヴィメタル界を席巻しました。
また、派手好きな David Lee Roth の当時の志向ともマッチし、
ド派手なステージパフォーマンスやプロモビデオなどを繰り出し、
ハードロックの枠を越えて Steve Vai の名は一躍世界に轟きました。

速弾きギターの革命児、Yngwie Malmsteen の後釜になった後、
David Lee Roth と一緒にやっていた革命的ギタリスト、
Eddie Van Halen の後釜ともいえるポジションに就く、
という数奇な運命を辿ることとなった Steve Vai は、
決して「革命的」に登場したギタリストではありませんが、
Alcatrazz 加入以前も、非常に興味深い経歴があります。
当時のロックギタリストとしては珍しく、
高校時代に音楽理論をマスターした上、
ジャズ系で有名なバークリー音楽大学に入学します。
在学中に鬼才とも呼ばれる Frank Zappa に買われ、
1980年に彼のバンドに加入。
作曲した Frank Zappa 自身には難しすぎるパートを弾くという、
"Impossible Guitar Part" を担うこととなります。
その後、Frank Zappa との活動は、
1990年の Steve Vai 自身のソロアルバムリリース前まで続き、
それまでに着実に彼の音楽世界の幅を広げていきます。
1990年代以降の彼の活動は、あらゆるジャンルの音楽を取り込み、
彼独自の音楽世界を構築していく流れになりました。
彼の独自性はギタープレイにも表れています。
ペンタトニックを軸にした従来のロックギターの枠は完全に脱し、
コードトーンに沿ったジャズ的な音使いが飛び出したり、
オルタネートトーンの活用、複数のスケールを駆使するモード手法など、
ジャズ的アプローチが多用されています。
さらには、もはやロック&ジャズの域も越えてしまい、
現代音楽的なバックグラウンドまでもが見え隠れするのは、
現代音楽もやっていた Frank Zappa の影響によるものでしょう。

さて、今作は David Lee Roth Band の二作目。
ハードロック/ヘヴィメタルの作品としては、
David Lee Roth 色が強い一作目の方が完成度が高く、
一般の人気も高いのですが、
今作では Steve Vai がプロデュースでもかかわったこともあり、
彼の個性がより強く出ています。
特にアルバムタイトル曲はビートだけはロックをとどめていますが、
イントロ部、ギターソロとそれ以降の展開、曲全般のハーモニーは、
ロックというよりフュージョンの世界です。
続くアンニュイな雰囲気が漂う Damn Good も、
Steve Vai のアコースティックギターのリフが美しい曲で、
テープ逆回しで録音されたギターが重なるメロディも、
非常に効果的で印象的です。
いずれも David Lee Roth に合ってるとはいい難い側面があるものの、
聴くほどに味のある曲に仕上がっています。
このほか、The Bottom Line のイントロや
Hina のサビ部の流れなどは、Steve Vai の個性が表れています。
一方 Hot Dog and a Shake、Two Fools a Minute は、
彼が作曲に参加してながらも、David Lee Roth の色がよく出ていて、
David Lee Roth 名義のアルバム曲としてはバランスが整っています。
しかしながら、このアルバムでヒット性を備えた上、
David Lee Roth の個性を引き出している曲は、
このバンドで一番のヒットとなった Just Like Paradise、
シングルカットされた Stand Up、そして Perfect Timing であり、
いずれも、新たに迎えられたキーボディスト Brett Tuggle の曲。
皮肉なことに Steve Vai が作曲に携わってない曲でした。
彼の後の活動をみてもわかる通り、彼は決してヒットメイカーではなく、
新たな音楽スタイルを追求するクリエーターです。
根っからのエンターテイナー、David Lee Roth と志向が合わなかったのは
実のところ当然のことでした。

Billy Sheehan は David Lee Roth のワンマンぶりを敬遠して、
今作のレコーディング中にバンドを脱退、
Steve Vai はレコーディングとツアーを全うするものの、
やはり Billy Sheehan の後を追うようにバンドを脱退します。
双方とも、よりよい表現の場を求めての脱退劇で、
結果的には、脱退した二人にとっては吉と出ましたが、
David Lee Roth にとっては大きな痛手となりました。
彼は、20 年近くたった今でも迷走を続けていますが、
今年は Van Halen に戻るらしいとのニュースがあります。
今ではラジオショーの DJ などもする David Lee Roth にとっては
初期の Van Halen はもはや「過去の栄光」のはずですが、
一体どうなることやら・・・
色々調べていたら、
Van Halen の曲をカントリーやらブルーグラスで演奏してしまうという
とんでもないアルバムを発見しました。
当の David Lee Roth も参加していてゴキゲンに歌っています。
やはり初期 Van Halen のあの David とは別人・・・

Strummin' with the Devil: The Southern Side of Van Halen

Strummin' with the Devil: The Southern Side of Van Halen

  • アーティスト: Various Artists
  • 出版社/メーカー: CMH
  • 発売日: 2006/6/6
  • メディア: CD


At YouTube

David Lee Roth Performing Jump - Bluegrass Style
Jump のブルーグラススタイルが見れます!
David Lee Roth の変貌ぶりに驚かされますが、
それよりも、曲のアレンジが全く違和感なく、
ブルーグラスの名曲じゃないかと思えるほどの出来に驚きます
キーボードソロがバンジョーでほぼ完コピされているのに注目!

David Lee Roth - Just Like Paradise
ハート型スリーネックギター(?)を弾く Steve Vai と、
ロッククライミングしている David Lee Roth が見れる痛快な PV

Steve Vai & Billy Sheehan 1986 Guitar & Bass Duel
Steve Vai と Billy Sheehan のソロバトルです。

Steve Vai - G3 Denver
3 ネックギターを自在に操る Steve Vai。圧巻です。
私はヌードルス氏のサイトで知って以来、何度も見てしまいました。
今作とは関係ありませんが、Steve Vai を知るものは見るべし、
ということでリンクを貼っておきます。
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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Rock&Pop Albums | 02:37:41 | Trackback(1) | Comments(2)
コメント
ヴァイの最後の動画、凄いですね。
いや、本当、凄いギタリストだと思います。
これだけ弾けたら楽しいだろうな~。

デイブは容姿はともかく、声は健在ですね。
ちょっと安心しました(笑)
2007-06-17 日 20:17:18 | URL | カブリエル [編集]
Steve Vai
こちらに先日ZPZのライブで観た、
ヴァイのことが書かれていたんですね!^^;

あのハート型ギターは、以前ちらっと見たことがあったのですが、
ネックがあさってに伸びていてどう使うんだよ~(>_<)
って思ってました。^^;
右手で押さえるんですね!(笑)
やっぱり凄過ぎて笑っちゃいますね。。
2008-02-03 日 19:55:52 | URL | a tempo [編集]
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現代音楽現代音楽(げんだいおんがく)とは、西洋クラシック音楽の流れにあり20世紀後半から現在に至る音楽を指す。ただし他の時代の西洋音楽史の区分のように、様式によって区分されたものではない。現代音楽は調性をはじめとする従来の音楽様式を否定した前衛的な音楽を指 2007-09-29 Sat 23:27:22 | クラッシックの世界

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